プラチナデータ

『プラチナデータ』

ベストセラー作家・東野圭吾の傑作ミステリーを、大友啓史監督が二宮和也、豊川悦司を迎えて映画化した「プラチナデータ」。政府が水面下で収集した国民のDNAデータ「プラチナデータ」をもとに犯罪捜査が行われ、検挙率が大幅に上昇した2017年。科学者の神楽は、DNA捜査の専門家として警察庁の特殊捜査機関「特殊解析研究所」に所属していた。そんなある日、DNA捜査のシステム開発者の殺害事件が発生。現場から神楽のDNAデータが検出される。身に覚えのない神楽は逃亡し、ベテラン刑事の浅間が神楽を追跡するが……。この『プラチナデータ』は、二宮和也と豊川悦司の共演で、東野圭吾の同名小説を映画化したサスペンス大作です。監督は大友啓史、主演は二宮和也。全国310スクリーンで公開され、2013年3月16、17日の初日2日間で興収4億49万6,000円。動員30万5,743人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となりました。国民の個人情報であるDNAデータが管理され、犯罪検挙率100%が実現しようとしている近未来の日本を舞台に、DNA捜査システムを開発した科学者本人が、身に覚えのない殺人事件の容疑者となる。この複雑で謎めいた物語を、疾走感あふれるエンタテインメント大作に仕立て上げられています。

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『プラチナデータ』解説

自信家の天才科学者・神楽を二宮、DNA捜査に疑問を抱き昔ながらの捜査にこだわる浅間刑事を豊川が演じます。監督は「ハゲタカ」「るろうに剣心」の大友啓史監督。街に張り巡らされた監視カメラが犯人を割り出し、国会はマイナンバー法成立に向けて動く今。DNAで個人情報を一元化する管理社会の危うさに斬り込む本作は、もはや近未来の話とも思えません。料理しがいのある原作を捨象したプロットは明快です。犯人を特定可能なDNA捜査システムを指揮する天才科学者・二宮和也が、データ解析によって自らを連続殺人犯と名指しされてしまい、逃走します。「マイノリティ・リポート」や「エネミー・オブ・アメリカ」を日本的風土に置き換えるだけでなく、社会派SF的なモチーフを起点に、ライブ感みなぎる大友啓史の演出は、俳優のケミストリーで勝負を仕掛けてきます。

『プラチナデータ』感想

熟練の刑事・豊川悦司は勘を信じます。システムの信奉者が無罪を訴え真相究明を図るデジタルの矛盾と、DNAで人の全てなど分かるものかと否定するアナログの信念。追われる者と追う者の関係性は、次第に「繊細×武骨」となっていきます。「実は科学者は二重人格だった」。ここから映画そのものが、DNA構造よろしく二重螺旋を描きます。彼はトラウマから逃れるべく、避難場所を心の中に持ってしまった内的な逃亡者でもありました。これ見よがしに人格のスイッチを切り替えない二宮の演技は新鮮です。大友のキャメラも映像に句読点を打つことなく、彼の変容を映し出します。ひとりの人間が抑え込んでいるもうひとりの孤独な自分が堪えきれずに現れる、内なる化学反応は胸を打ちます。自然体アイドルと演技派俳優という二面性を往き来し、光と闇が共存する二宮和也ならではの到達点と言えるかもしれません。では犯人は別人格の彼なのか?謎解きの着地点も一筋縄ではいかず、データ化不能な人間たちの真実があぶり出されます。

『プラチナデータ』ストーリー

それは明日かもしれない、近い将来の日本。国策として、極秘裏に収集した全国民のDNAデータ“プラチナデータ”を利用した高度なDNA捜査が導入され、検挙率100%、冤罪率0%の社会が完成していた。皮肉屋で自信家の天才科学者、神楽龍平(二宮和也)は、警察庁に新設された特殊捜査機関“特殊解析研究所”、通称“特解研”に所属する犯罪捜査の専門家。所長・志賀孝志(生瀬勝久)指揮の下で数々の難事件を解決してきた彼は、DNA捜査が通用しない連続猟奇殺人事件“NF13(Not Found13)”を担当することになる。だが、同一犯人と思われる手口によって、DNA捜査システムを開発した天才数学者の蓼科早樹(水原希子)とその兄・耕作も殺されてしまう。遺伝子学教授の水上利江子(鈴木保奈美)が勤める新世紀大学病院から一歩も外に出なかった早樹。密室ともいえる状態で、犯行はどのように行われたのか?現場に残されていたわずかな皮膚片からDNA データの抽出に成功した神楽は分析を開始するが、適合率99.99%で容疑者として特定されたのは自分自身だった。一切身に覚えのない神楽は逃亡を決意。“追う者”だった神楽は、自ら手がけたDNA捜査によって“追われる者”となる。この事件の捜査担当となった警視庁捜査一課の浅間玲司(豊川悦司)は、現場叩き上げで豊富な経験を持つ敏腕刑事。DNA捜査システムを掻い潜って逃走する神楽を追い詰めた浅間は、神楽の中に、もう1つの人格“リュウ”が存在していることに気付く。多重人格者であることを自覚していない神楽龍平とリュウ。永遠に出会うことのない2人にどんな秘密が隠されているのか?特解研の同僚、白鳥里沙(杏)のサポートを得て逃走を続ける神楽は、事件の裏に何かが存在していることを知る。神楽は白か黒か?真相は何なのか?全ての鍵を握るのは“プラチナデータ”。信じられるのは科学か、自分自身か……?

『プラチナデータ』キャスト

  • 神楽龍平/リュウ - 二宮和也(嵐)
  • 水上江利子 - 鈴木保奈美
  • 志賀孝志 - 生瀬勝久
  • 白鳥里沙 - 杏
  • 蓼科早樹 - 水原希子
  • 戸倉稔 - 遠藤要
  • 蓼科耕作 - 和田聰宏
  • 中丸新将
  • ヨシダ朝
  • 菅原大吉
  • 小木茂光
  • 小浜正寛
  • 小松利昌
  • 阿部翔平
  • 内田滋
  • 中代雄樹
  • 柊子
  • 平野靖幸
  • 河井青葉
  • 神楽昭吾 - 萩原聖人
  • 本田大輔
  • 佐藤滋
  • 金原泰成
  • 淵上泰史
  • ウダタカキ
  • 岩義人
  • 春木みさよ
  • 永井博章
  • 福島勝美
  • 筒井万央
  • 佐々木りお
  • 藤本飛龍
  • 林田河童
  • 齊藤麻利
  • 小野瀬侑子
  • ごとうぱぽる
  • 兼子純平
  • 櫻井泰之
  • 福田望
  • 吉野健夫
  • 菊地廣隆
  • 平高聡
  • 三堀亮
  • 三浦俊之
  • 松永将史
  • 宮崎ゆみ
  • 那須真之 - 中村育二
  • 浅間玲司 - 豊川悦司

『プラチナデータ』スタッフ

  • 監督:大友啓史
  • 原作:東野圭吾『プラチナデータ』(幻冬舎文庫)
  • 脚本:浜田秀哉
  • 音楽:澤野弘之
  • 主題歌「Breathless」 歌:嵐(ジェイ・ストーム)
  • 製作:市川南、服部洋、藤島ジュリー景子、見城徹、松木茂、吉川英作、川邊健太郎
  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内章弘
  • 企画・プロデュース:佐藤喜宏、澁澤匡哉
  • プロデューサー:川田尚広
  • プロダクション統括:金澤清美
  • 撮影:佐光朗
  • 美術:橋本創
  • 録音:湯脇房雄
  • 照明:渡部嘉
  • 編集:今井剛
  • 助監督:猪腰弘之
  • 製作担当:森悦子
  • ポストプロダクションプロデューサー:大屋哲男
  • アクションコーディネイター:下村勇二
  • 製作プロダクション:東宝映画
  • 配給:東宝
  • 製作:「プラチナデータ」製作委員会(東宝、電通、ジェイ・ストーム、幻冬舎、ジェイアール東日本企画、日本出版販売、Yahoo! JAPANグループ)
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